小さな家の地下室から小さな声で呟いてみる

霞の中で小さな蟻たちが、カサコソと働いている様な日々でした。

思い出すのは、そんな印象。

ここ何日か、太陽は出ていないね。     moai
お友達のイラストレーターちゃんの個展に行きました。

お友達のメイドちゃんのワンマンライブに行きました。

お友達の役者ちゃんに二年半ぶりに会いました。

お友達の漫画家ちゃんからバレンタインチョコ付きの素敵なカードが届きました。   moai
「誕生日おめでとう」と言ったら、「ニョロスコシア」と返事をされた。
まあ、何となく意味はわかるけどね。

話しは変わって。
風呂の月
隣家がなくなって良しと思える事は、風呂場からお月見が出来るようになった事だけだ。       moai
それは雨の日の事だった。
それから一度もなかった。
そして日曜日。

夜のまだ早い時間に電話は鳴った。


相手 「先達ては大層……(とても嬉しそうだが、この先が聞き取れない)」
ワタシ「はい?」
相手 「……あら……ジャック・ダンセルさんじゃございませんの?」


電話をかけてきた老婦人と思われる相手は、自分の間違いに気づくと、恐縮して電話を切った。


ワタシ「……」

ジャック・ダンセルさん……一体どんな人なのかしら?        moai

置時計を買いました。
一旦動き始めたものの、やはり止まってしまった居間の時計の代わりです。
                                 何となくすぐ壊れそう。
静かな夕方、飾り棚に置かれた新しい時計は、壁の古時計と二重奏を奏でます。
新しい時計の音は硬い石の床の上を小走りする少女の様で、古時計の堆積した落ち葉を大股に踏みしめる紳士の革靴の様な音と良く調和します。
本を読んでいたワタシは、そんな少女と紳士に思いを馳せ、内容がちっとも頭に入りません。
兎男爵のイビキで(久々の登場!)、漸く読書に戻りました。      moai
小さな不具合が発見されました。
以前から怪しいと思っていた箇所。
原因が判明すれば適切に対処すればいいのです。
少々面倒でもすっきりします。       moai
お呼ばれしました。
手入れをされた一戸建ての家は、古い家の香りと新しい家の香りが同居し、
穏やかなご夫婦と二匹の飼い猫に良く似合う佇まいでした。

帰る頃には強い雨もすっかり上がりました。
雨上がりの夜気は、しっとり冷たくとても好き。   moai


出かける前に。
| 1/1 |
| home | top | archive |