小さな家の地下室から小さな声で呟いてみる

『voice 小さな家の地下室から小さな声で呟いてみる』の開始から2005年10月分までの過去ログが、現行システム(noteブック@ニフティ)の終了により、今月31日で自然消滅します。
保存&移行の予定はありませんので、もし、閲覧したい方がいらっしゃれば、今のうちに。
(メニューバー“old voice”から遡って下さい)     moai

「過不足なく一日を終え、ベッドで眠りに落ちる事は、本当に気持ちがいい」     moai
くるくるくる

                「繰り返しの渦中、ふと深淵が見えたりする、その瞬間」    moai    
 午前三時、斜向いのアパートの住人同士が喧嘩を始めました。
 物凄い怒声に目覚め、窓から様子を伺うと、一階の住人であるおっさんが、二階の住人である若者の部屋まで出向き、若者三人に大して激しく文句を言っています。取っ組み合いになりそうな所を今まさに若者一人が阻止した、って感じの場面。おっさんは「こんな夜中に集まって何してんだ!」と訴え続け、若者は「アンタの声の方が大きいし、こっちの方が毎日迷惑している」と反論しています・・・このおっさん、元々、いつも一人で何かを怒鳴っているようなタイプの人。夜中に一人で騒いでいる事も時々あります。現にこの争いの時も、おっさんのボリュームが圧倒的に大きく、ワタシは家の中にいるのに(窓も開けてないのに)、内容がはっきり聞き取れます。
 正直に申し上げますとワタシ、少しだけ事が大きくなる事を期待してしまいました。死なない程度で(え?)、おっさんが追い出される方向にならないものか、と。
 やがて他の部屋の住人も参加し、自転車の警官二名とパトカーまでやって来て盛り上がりは最高潮に・・・ハイ、怪我人も死人も出ませんでした。

 ・・・あの、眠いんですけど。   moai
初めての場所に出向く用事があり、案の定、迷いました。

何の目印もない住宅街。
不規則にくねる細い路地。
歩く人にも出くわさず、昼下がりの家々は静まり返っています。
ふと視線を延ばすと、新宿の高層ビルが思いの外近くに聳えていました。

近くて遠い、此処と其処。

例えば樹海で迷ったら、富士山を同じ様な気持ちで見やるのでしょうか。
・・・いや、富士山は近すぎて見えないのかな?
物理的に見る事が出来なくとも、それでも何となく見てしまうような気がします。
それが青空に、堂々と、圧倒的に、完璧な姿である程。

爽やかな絶望に出くわすのです。          moai




「物語の世界に深く沈んでいくのが好きなんです」     moai  


     
去年の秋に引っ越していった友人と久しぶりに電話で話した。

電話の向こうの友は、相変わらず茶目っ気があり、毅然としていた。
何だかワタシは気分が高揚していて、あれやこれや、思いの丈を喋り続けた。
後で考えると、少々気恥ずかしい位に、情熱的な喋りだった様な気がする。
そう言えば、以前も電話で散々泣いたり喚いたりしたものだ。

彼女と話すといつもこうなる。
否、そうしたいから電話をするのかな?
本当のところはよくわからないが、実にありがたい友人なのだ。エヘヘ。       moai

防犯の事に意識が向いたら、地震対策も気になり出しました。
実は半年程前に第一次ブームが来て、自室の飾り戸棚の下に転倒防止のゴムの様なものを差し込んだり、ガラス製品(細々とした置物やランプなど)にも同類の効果が得られる粘着剤の様なものを付けたりしてました。
で、残っていたのがキッチンの吊り戸棚。
観音開きのコレは、揺れと同時にバーンと開いて中の物が降ってくる事必至。ですので、打ち掛けのフックを購入、計五箇。取り付ける為には、二十もの螺子穴を扉に開けなくてはなりません。

・・・あの・・・穴が開かないんですけど・・・?

どうも扉の木材が堅過ぎのようです。
素手でやるのは無理と判断、一個も取り付けが出来ないまま頓挫致しました(否、後日ね)。
何となく手仕事モードになっていたので、ついでに買ってきた羊毛で、前からやってみたかったフエルト小物を作ってみました。
ニードル針で突き刺すだけで、あら不思議。
あっと言う間に一丁上がり。
楽し〜い。



・・・何やってんだ、自分。   moaiフエルト兎、こりゃハマりそう。


もう一週間程前になりますが、斜向いの家が泥棒に入られました。
白昼堂々の犯行。
家の主が帰宅したら、足の踏み場のない程荒らされていたとか。
幸い被害は、数千円の現金だけだったそうですが、何とも恐ろしい。
我が家に金目のものなどある筈もないのですが、部屋を掻き回されただけでも卒倒します。大切にしている人形や本が傷つけられたらどーしましょー!それよりバッタリ出くわして、包丁でも向けられた日には・・・絶対ワタクシ、其奴の孫子の代まで呪いますよ?

と、言うわけで早速、某ハンズで補助鍵を購入してきました。

(でもさ、一番効果的なのは、玄関に“金返せ”の貼紙をベタベタ貼っておく事のような気もします。ご近所サンはドン引きしそうだけど、ネ♪)    moai

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