小さな家の地下室から小さな声で呟いてみる

夜中、突然目が覚めたので、123頁から続きを読む。
言葉の中に、気がかりを沈める。
あとがきまで終わって台所に降りていくと午前3時33分だった。
湯を沸かし、ティーバックを沈める。

ランプの桃色にとまる蜻蛉。
カーテンの隙間から差し込む街灯の青白。
外はぐっしょりと濡れている。
「そろそろかな」と口には出さずに。     moai

このところ公私共に(と言うか殆ど親の事で)慌ただしい日々でしたが、本日自分自身における一大イベントが終了しました。

覚えている方もいらっしゃると思いますが、ワタクシ去年ちょこっと入院して脱走致しました。結局その時もイマイチ原因がわからなかったのですが、以来……有り体に申し上げれば、ずっと下りっぱなしだった訳です。流石に半年以上も続いている状況に不安になり、近場の医者に相談し、紹介状を書いてもらって尚、放置し続けていたのですが、つい最近“不養生の末、突然失血死した叔父の遺体にご対面”という感慨深い出来事に遭遇し、等々精密検査をして参りました。

結論から言いますと、異常ナシ。
癌も潰瘍もポリープもなく、とっても綺麗な状態でした。つまり諸々の原因は自律神経がイカれてると言う事らしいです。当分、投薬治療で様子を見る事になりました。友人知人の皆様、心配&ご声援ありがとうございました。

まあ、それにしてもアノ検査は酷いですね(昔に比べたら随分楽になったようですが)。前日の昼食から検査食、下っていると言うのに2リットル近い下剤を飲まなくてはなりません。しかもワタシ、普段あまり水分を摂らない人なんです(ビールは別ですが)。午前五時に下剤900mltをイッキ呑みしろと言われても無理ですから。気分は中世水攻めの拷問。その後はずっとトイレとお友達。ヨレヨレで病院に辿り着いた後は、検査台で……経験した方はわかると思いますが、検査だけで具合が悪くなります。ホントにぐったりです。そんでもって「綺麗な腸ですね」と言われてもあまり嬉しくありません。もう本日開店休業。たぶん明日も(え?)。関係者各位、悪しからずご了承下さいませ(ええ?)。     moai
そして、ここ二週間ばかりは、引っ越し騒動でした。

え? 自分じゃありませんよ。親の引っ越し。
(実は、先の日記を読んだ友人知人から「引っ越すの?」「眼の手術したの?」とメールやら電話やら貰い、随分心配かけてしまいました。ソレ、両方とも親の事だよ。ハハハ。すまん!)

いや、でもね、自分の引っ越し以上に大変でした。親のは。父も母もケッコウな高齢ですから、モロモロの手続きに始まり家具家電の購入や工事の手配等々、殆ど全て代行いたしました。それでもまだミッションは完了しておりません。あ、表札の発注を忘れとる。。。

そんな訳で仕事どころじゃない日々でしたが、そうは言っても仕事もしてる訳で、いい加減ヘロヘロだったのですが、昨日生まれて初めて“あんこう鍋”を食する機会に恵まれ、何とか体勢立て直した所です。
あんこう……美味しかったけど……ちょっと不思議。   moai





引っ越しを終えたらポケットからビー玉が出てきた
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