小さな家の地下室から小さな声で呟いてみる

強度の近視である私は、眼鏡を何本か持っている。
外出用、車の運転用、仕事用……といった具合。
その中で、仕事中に使う眼鏡がまっぷたつに割れてしまったので、新調した。
この眼鏡、PC画面を見るのに丁度良い度数にしているので、出かける時に掛けていく事はない。出かける時には使わないのだから、自分としては少し異質なフレームを選ぶ事が多い。命名『白くん』は、これからずっとじっと、この場所で活躍するのだ。     moai


白い眼鏡
母の根付


母は、たまに風変わりな物を持っている。
昔、母の財布についていた根付もその一つだ。
買い物などで母が財布を出すたびに、幼い私はふらふらと揺れる根付に見入った。
――その顔は、怖いというより寂しそうであり、特に魅力的な色違いの目には惹きつけられた。
いつの間にか財布は替わり、その根付も見なくなった。

捨ててしまったのだろうと思いつつも、その存在さえも忘れていた。
でも彼女は、捨てていなかった。
小さな面は、小さな桐箱に大事に仕舞われていた。
何故この根付を好んでいたのかと聞いてみたいが……。

術を失って今日で半年。     moai
友人の声優&JAZZシンガー氏ユニット結成記念ライブを見に行った。
彼女のステージを見るのは、実は今回が初めて。
……いやあ、マイッタ。あっさり、鳥肌。
興味のある方は是非!    moai

バックステージパス





                       夜の隙間に小さなお店     moai




usagi bar


背中




作陶:黒羽じゅん

                                                         作陶・黒羽じゅん
たまに、落ちてきたナイフを素手で掴む様な真似をしてしまう自分がいる。

そして、わかっていたはずの激痛に途方に暮れる。

コレ即ち、馬鹿。     moai   


こんな大怪我じゃないけどさ
その壱。
出向いたギャラリー恐ろしく素敵な絵に出会った。
今まで知らなかったの悔やまれる程。

その弐。
知人友人が参加しているSERAPHIM FASHION SHOW へ。ロマンティックなお洋服の数々を、極上の映像作品と魅惑の音楽に包まれて鑑賞する。“青い月と赤い薔薇"という弦楽ユニットは初めて聞いたが、奏者の美麗な見目も含め、美学を貫く芯の強さが、素直に心地良い演奏だった。
正に夢のような一時。

その参。
↑から流れた八人でギリシャ料理店へ。葡萄の葉を巻いた蒸し御飯や鹿肉などなど、初めて食べるものばかり。
やがて夜も更け、集った紳士淑女はとろりと夢心地。   moai



友人がグラフィックで協力参加している“ハルコセール"という新進ブランドのコレクションオープニングへ。フルーツをテーマにしたパステルカラーのお洋服。本物の果物を使った不思議なおやつテーブルのパフォーマンス。会場自体がキラキラとしたフルーツバスケットのようだった。

表参道界隈は、アートフェアをやっているらしく、それっぽい人々が其処此処に集っていた。小雨の中、人々の間を抜け、六本木へ。お気に入りながらもご無沙汰していたお店に落ち着く。キラキラハッピーとの落差に内心苦笑しつつも、穏やかに時間は過ぎていく……。   moai



| 1/1 |
| home | top | archive |