一昨日だったか、久しぶりにプールに行く。
胃腸炎になったり、年末年始だったりで、ひと月ぶりくらいだった。
真冬のプールは人も少なく、自分を含めて五人くらい。
誰もが静かに自分のペースで泳いだり休んだりしていた。
ふとした瞬間に、25メートルの水がしんと、平らになる。
凪いだ水の中を真っ先に進むのは、新雪を踏む時のように清々しい。
なるべくそっと泳ぐと、滑らかで優しいカーブの波ができる。
自分の顎が押す水は、顔の方に打ち寄せつつも、先へ先へと緩やかな波紋を広げる。
天井の照明を受けた水は、きらめきながら私の回りをたゆたう。
そんな水面を楽しむために、顔を出したまま泳ぐ平泳ぎは殊更くたびれる。
ここだけの話、休み休みじゃないと50メートルも泳げないからさ。 moai
胃腸炎になったり、年末年始だったりで、ひと月ぶりくらいだった。
真冬のプールは人も少なく、自分を含めて五人くらい。
誰もが静かに自分のペースで泳いだり休んだりしていた。
ふとした瞬間に、25メートルの水がしんと、平らになる。
凪いだ水の中を真っ先に進むのは、新雪を踏む時のように清々しい。
なるべくそっと泳ぐと、滑らかで優しいカーブの波ができる。
自分の顎が押す水は、顔の方に打ち寄せつつも、先へ先へと緩やかな波紋を広げる。
天井の照明を受けた水は、きらめきながら私の回りをたゆたう。
そんな水面を楽しむために、顔を出したまま泳ぐ平泳ぎは殊更くたびれる。
ここだけの話、休み休みじゃないと50メートルも泳げないからさ。 moai